2007-04-13

アリクイに殺される

迷惑メール、あいかわらず多い。ひどい日には一日に50通とか来る時もある。英語で来る迷惑メールは、どっかのつぶれそうな会社の株を進めるもの(そうやって、誰かが少しでも買うと株価がちょっと上がるので、犯人は、売り抜ける。)、痩せ薬、バイアグラ、男のイチモツ増長等が多いが、日本語で来るのは、アダルト交際系が多い。
だいたいは、件名見れば迷惑メールとわかるから、中身を見ないで捨てる。ところが、迷惑メールとわかりつつ、開いてみたくなるものがたまにある。数ヶ月前に来たこのメールは、
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
という件名だった。

面白いので、引用してみよう。
いきなりのメール失礼します。
29歳の未亡人です。

昨年の夏、わけあって主人を亡くしました。
自分は…主人のことを…死ぬまで何も理解していなかったのが
とても悔やまれます。
主人はシンガポールに頻繁に旅行に向っていたのですが、
それは遊びの為の旅行ではなかったのです。
収入を得るために、私に内緒であんな危険な出稼ぎをしていたなんて。

一年が経過して、ようやく主人の死から立ち直ってきました。
ですが、お恥ずかしい話ですが、毎日の孤独な夜に、
身体の火照りが止まらなくなる時間も増えてきました。

主人の残した財産は莫大な額です。
つまり、謝礼は幾らでも出きますので、
私の性欲を満たして欲しいのです。



なるほど、こう来るか。
いかにオオアリクイに殺されたのかの記述がないのが残念だが、なかなかの創作力。その才能を違うところに使えばいいのにな、と思ってしまった。

しかし、オオアリクイに殺されることなんて、本当にあるのか?と思っていたら、今日の Asahi.com に「アリクイに襲われ、飼育係の女性死亡」と題する記事が掲載されていた。アルゼンチンの動物園で、飼育係が飼っていたアリクイにひっかかれて殺された、というものだ。アリクイは、体長が2.8メートルもあり、前足には鋭いかぎつめがあるそうだ。なるほど、アリクリ、危ないんだね。気をつけなくっちゃ。

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