2007-04-07

日本人研究者は発表の技術を学べ

3月に日本の某学会に行った。

そこで再認識したのだが、やっぱり日本人は発表の仕方がヘタだねー。

ほとんど、もう全員と言っていい位の発表者が、演壇の上に置いてあると思われるノートか、ノートパソコンを見たまま発表している。そして時々、スライドの上映されたスクリーンを見ている。誰一人として聴衆をじっと見ない。よくて、ちらっと見て、またスクリーンか演壇に視線を移す。

また7〜8割の発表者は、声が聞き取りにくい。ボソボソっと話す上に、聴衆を見ないで話すから、声がちっとも届かないのだ。(マイク使うから関係ないような気もするが、これが結構関係ある。)

発表者が教授とかだと、さすがに発表の経験が多いせいか、自信があるせいか、声だけはでかくなる。しかし、聴衆を見ないのは同じだ。

参加者の方にも問題がある。マイクがうまく機能してなくて声がちっとも聞こえなくても、誰も何も言わないのだ。アメリカの学会なら、聞こえないぞー、と後ろの人が怒鳴って教えてくれるのだが、日本の聴衆は静かに耐える。しゃべっている本人が気づくまで、お互いに無駄な時間を過ごすことになる。

研究者にとって、発表は大事な仕事である。これができないようでは、世界では通用しない。日本の大学は、論文の書き方、発表の仕方をきちんと教えるべきではないだろうか?それと、発表者は、原稿読まなくてもだいたいは発表できるぐらいに練習して来るべきである。

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