2007-01-31

柳沢発言と安倍の対応

政治家が失言をするたびに野党が揚げ足取りのようにそれを責めて、辞任、辞任と叫ぶ、というのはあきあきだ。誰だって言葉を探しているうちに不適切な発言をしてしまうことがある。そのたびに閣僚がやめていては、政府の運営なんて無理だ。と、オレは普段は思っている。

だが、今回のは、ちょっと違うぞ。厚生労働省と言えば、少子化問題とも深くかかわる所だろう。その大臣が、女性を人間製造機械としか思っていない、ということが明らかになったわけだ。そういう考えの人が大臣やってても少子化問題は解決せんだろ。悪化するだけだ。本人が辞めんというのなら、総理大臣が辞めさせるべきなのに、安倍は、厳重注意しました、ですませようとしている。世論の反応からみて、いずれ辞めさせることになるのは明らかなのだから、潔く早いうちに辞めさせればいい。それがリーダーだ。いつまでもぐずぐずしていると、ますます支持率下がるぞ。

しかし、野党も情けない。大臣辞任せよというついでに、自分達が、少子化問題にどう対応するつもりか言えばいいのに、言わない。いや、多分、言えないのだろう。政策がないのだ。

これは、ちょっと前の、複数の政治家の政治団体事務所の不明朗会計が明らかになった時も同じ。最初は、与党の政治家をたたくだけたたいておいて、野党の政治家も同じことやっていることがわかると、とたんに静かになってしまった。そんなことじゃなくて、不明朗会計を今後防ぐためにはどうすればいいか、法案を作るなりするべきなのに、ただの政争の道具にしか使っていないのだ。その先がないのだ。だから、野党は政権を取れない。情けない。

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