2007-01-09

著作権保護期間延長に反対しよう

日本の著作権法では、著作権は作者の死後50年で消滅し、それ以降はその作品を自由に使うことができるようになる。ところが、この保護期間を70年に延長しようという話が出ているらしい。詳しくは、青空文庫のこのページをご覧いただきたいが、どうもこの背景には、アメリカの映画業界の権益保護があるらしい。特にデズニー社がもうすぐ切れるはずのミッキーマウスの権利を保持し続けたいという意向が働いているような気がする。

前にも書いたが、著作権というのは、文化活動を促進して、社会を豊かにするための人工的な権利である。皆が喜ぶ作品を作れる人がそれだけで食べて行けるための制度である。そもそもその作者の死後50年まで認めることすら必要ないはずだ。(まあ、作者が死んだ後見直されて有名になる作品とかもあるので、その場合も報われるように、20年とかならわかるが。)それを今回、死後70年にしょうという話だが、70年という年数には何の根拠もない。こんな原理原則のないことを許しては、20年後に、また延長しようという話が出るのが目に見えている。

ということで、オレは、著作権保護期間の延長には反対である。青空文庫という、著作権の切れた文学作品を電子化して公開している団体でも、反対の請願運動を始めたので、もう少し知りたい方、著作権延長反対に賛同される方は、先ほどもふれたこのページを読みんでいただきたい。

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