2008-01-04

(タテ)モノを大切にしない日本人

インターネット新聞で断片的に知っているだけだが、日本(政府?民間団体?誰?)は、MOTTAINAI を新たな国際語にしようとしているようだ。その根底には、日本ではゴミの分別もきちんとして、昔からもったいない、もったいないと言って、リサイクルに熱心だ、という己惚れ(うぬぼれ)があるように思える。

確かに、小物については、日本人はリサイクル(というか、ゴミの分別)に熱心なようだ。特にビンやカンの再利用については、アメリカ人の2倍は熱心だ。(でも2倍だよ。この資源浪費国でも、30%ぐらいは再利用されているらしい。)しかし、コトが、自動車や建物に及ぶと、いったいMOTTAINAI精神はどこに行ってしまったんだろうと思うことが多い。

例えば asahi.com の「ウルトラセブンに登場の『ピラミッド』、さようなら」という記事によると、学習院大学にある有名な建物が老朽化を理由に解体されることになったそうだ。しかし、老朽化と言っても、築47年。他の国の基準だと、ちっとも古くない。サンフランシスコでも築100年ぐらいのビルは別に珍しくないし、アルゼンチンとか行くと築2〜300年のビルがざらにある。築47年なら、内部の施設だけ近代化すれば、そのまま使えると思うのだが、違うのだろうか?ビルの解体なんてしたら、とんでもない量の廃材が出るだろ。

さらに車。日本では、車は10年たったら買い替えということになっているが、アメリカ人は修理をして走れなくなるまで乗る。日本では見かけなくなった年代物の日本車が現役だったりする。まあ古い車は排気ガスで地球を汚染するという問題はあるが、しかしやたらと捨てていたら資源の無駄だ。日本人ももう少し長く乗ってもいいのではないだろうか?

Comments:
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オレと同い年だねこのピラミッド。そういえば我が家も築47年、一緒だ。しかしオレも我が家もまだまだ大丈夫。もったいないよたった47年で取り壊すのは。カモメ三世さんの言うとおり、日本人ははっきり言って物を大事にしなさ過ぎる。ビン、カン、精密機器のリサイクルだけ声高々に言ってて。

以前こちらのお坊様が日本の実家に泊まられた時、実家の自動車を見て「新車はいいですね~清潔感があります」と仰りましたが、父は「これね~もう5年も乗ってるんですよ。これ以上乗ると下取り価格も悪くなるし、いざ捨てるとしたらかなりの金額かかるし、どうしようか迷ってます」お坊様が「それなら私に下さい!アメリカに持って帰って後15年は乗ります!!」しかし整備上の問題やハンドルの位置の問題で実現しませんでした。その次の年父はその車を下取りに出して新車を買いました。

オレは一貫して買い替えを反対したが、遠い地に住むオレの意見など聞き入れてもらえるわけは無く、新車は購入された。

あ~~、もったいない。
 
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