2007-11-08
関東学院大の正しい判断
asahi.com の「関東学院大、対外試合の出場辞退せず 大麻事件で会見」という記事によると、同大学ラグビー部二人が大麻の栽培で逮捕されたが、ラグビー部は対外試合に参加し続けることを決めたという。曰く、「20歳を超えた社会人。その責任は取ってもらう覚悟。」「ほかのラグビー部員や家族に罪はない。」全く筋の通った話である。喝采を送りたい。
日本では、スポーツチームの誰かが不祥事を起こすと、チームが試合参加を「自粛」したり、中には廃部したりといったことが当たり前のように行われて来て、社会もそれを求めていた。でもこれおかしいじゃないか。試合中にチーム全体として不正なことをした、という場合ならわかるが、プライベートな時間に一部の選手が起こした問題でチーム全体で責任を取る理由はない。だって、監督はスポーツの監督なんであって、生活の監督ではないし、24時間監視しているわけではないからだ。連帯責任というのは、封建主義の中で為政者の都合で考えられた制度であって、何かあるごとに連帯責任、チーム全体で責任取れ、というのはおかしな話である。
ひとつおしいのは、この監督、自分については、進退伺いを出した、ということだ。繰り返しに成るが、監督は選手を24時間管理する立場にもないし、ラグビーの技能以外は教える立場にもないのだから、この二人の選手の行動に関して責任を取りようがないはずだ。二人の選手があやしいことをしているらしいという情報に対して事実を確認の上、警察に自首させるという責任ある行動を取ったのだから、進退伺いすら必要ないと思う。
日本では、スポーツチームの誰かが不祥事を起こすと、チームが試合参加を「自粛」したり、中には廃部したりといったことが当たり前のように行われて来て、社会もそれを求めていた。でもこれおかしいじゃないか。試合中にチーム全体として不正なことをした、という場合ならわかるが、プライベートな時間に一部の選手が起こした問題でチーム全体で責任を取る理由はない。だって、監督はスポーツの監督なんであって、生活の監督ではないし、24時間監視しているわけではないからだ。連帯責任というのは、封建主義の中で為政者の都合で考えられた制度であって、何かあるごとに連帯責任、チーム全体で責任取れ、というのはおかしな話である。
ひとつおしいのは、この監督、自分については、進退伺いを出した、ということだ。繰り返しに成るが、監督は選手を24時間管理する立場にもないし、ラグビーの技能以外は教える立場にもないのだから、この二人の選手の行動に関して責任を取りようがないはずだ。二人の選手があやしいことをしているらしいという情報に対して事実を確認の上、警察に自首させるという責任ある行動を取ったのだから、進退伺いすら必要ないと思う。