2008-04-10

何が聖火リレー成功だ!?

職場が発表されていた聖火リレー経路の近くなので昼休みに見に行った。その場所の1 km ぐらい南側を1時に出発したはずなのだが、見えるのはチベット問題への抗議の人達と、中国側擁護の人達が旗を振る姿だけ。1時40分になっても聖火の来る気配がないので、あきらめて帰り、職場のパソコンでニュースをチェックしたら、何とリレー経路が突然変更されて、全然違うところを走ったことが報じられていた。いったいどういうことだ?

確かにそうすれば抗議のデモに邪魔されることはないかもしれないが、代わりに誰も応援する人もいないわけだ。それでは、そもそも走る意味がないではないか。 聖火の到着した空港の中をちょっと走って、走ったことにすればいい。「とりあえず走りましたよ」って中国政府に報告できればいいのか?もし、本当に聖火リレーができないぐらい混乱していると判断したのだったら、いっそのこと中止する方が潔い。何千人もの 警官が配備して、税金を浪費以外のなにものでもない。

これがこともあろうに、人権問題や発言の自由にうるさいサンフランシスコで起きたなんて、まったく信じられない。この市長には落胆した。

ところで、asahi.com の「青い聖火警備員「歓迎せず」 泉国家公安委員長」という記事によると、国家公安委員長の泉氏は、中国政府が派遣して、青いジャージで聖火リレー走者を取り囲んでいる謎の集団(恐らく中国公安組織のエリート部隊)について、「ほかの国でも走られたから日本でも、という考え方は私自身としては歓迎しない」と発言したそうだ。長いものにはまかれろ式のニッポン政府の人間としては、珍しく立派な発言だ。誉めておこう。しかし、ということは、中国政府からもIOCからも、この人達の入国に関する打診も何もなくて、いきなり来るってことか?そんなこと他の国は認めているのか?それとも、ニッポンは馬鹿にされていて事前の打診がないのか?

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