2012-01-01

情熱のマリアッチ!

サンフランシスコ湾岸地区では、何年か地上波での放送が中止されていた紅白が今年(去年)は見れるというので、録画してみてみた。放送時間を誤解していた上録画の設定にとまどったので、最初の1時間以上は見れなかった(レイディーガガも見れず)が、とりあえず半分以上は録画して、早送りしながら見た。

氷川ひろしは、「情熱のマリアッチ」なる曲を歌った。だいたい、この手の、「〜のサンバ」や「〜のタンゴ」系の曲 は、歌に冠している音楽ジャンルとは何の関係もなく、さらに誤解の固まりの場合が多いが、これもやはりそうだった。

そもそもマリアッチとは、メキシコはハリスコ州で発達した曲のジャンルなのだが、この曲はどう聞いても演歌そのもの。マリアッチ的な要素は、マラカスとかトランペットがちらっと入る程度。歌詞の中には、「カリブ海」がどうのこうのと出て来るが、ハリスコ州は、太平洋に面していて、カリブ海には関係ない。さらに、「南十字星」!沖縄でも見れるそうなので、多分メキシコで見えないこともないのだろうが、普通「南十字星」と言えば、南アメリカを連想させるキーワード。勘違いしてないか?また、紅白でバックで踊っていたダンサーの衣装は、メキシコの民族衣装というよりは、フラメンコ的なものに見えたが、これはオレの見間違い?

どうも、ラテンなキーワードがあると、中南米(ポルトガル語圏も含む)とスペインはごっちゃに入り交じって扱われる傾向があるのは、どうしてだろう?

こんなことでは、日本人と中国人の区別のつかないこちらの人々に文句をいう資格はないなと思いながら、2011年は終ったのであった。

Comments:
全くもって私も氷川きよしを見ながら苦笑いでした。何故カリブ?何故南十字星?なぜマリアッチ? 演歌歌手ならもっと全うな演歌路線で攻めれば良いものを… きっと、氷川きよし自身も好き好んで歌っているのではないのではないか、事務所に押し付けられて…と勝手に解釈することで自分を納得させています。

ところで、レディ・ガガですがTokyoTVではその部分をカットしたのでは?と思われます。というのも、NHKのプログラムを見る限り、レディ・ガガはジャッキー・チェンと同じ枠にその名があったのですが、放送ではジャッキー・チェンのメッセージの後はCMになってしまい、レディ・ガガの放送はありませんでした(NHKがスケジュール変更しているのであればその限りではないのですが)。
 
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