2010-10-09

サンフランシスコ=羽田直行便に乗りたかったのに

10月下旬から、日航がサンフランシスコから羽田着の直行便を飛ばす。成田から東京へ行く時間の節約になるだけでなく、スケジュールも、サンフランシスコを夜経つので、昼間用事をすませることができて、便利だ。それに加えて前回日航でビジネスクラスへのアップグレードといういい目にあったので、日航に好感を持っていた。11月にあるかもしれない日本への出張では、絶対日航の羽田直行便と決めていた。

というところで、日航がパイロットを対象に「自主」退職を強要しているというニュース:
http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY201010070564.html

万年赤字体質の企業を再生させるためには、荒療法も止む終えないと思うので、解雇自体は問題だと思っていない。問題は、やり方だ。アメリカなら、出社したら突然解職通知が来て、当日中に荷物を整理して会社を出て行け、というやり方になるわけだが、日本では何らかの理由でそれができないらしく、あくまで「自主」退職を装う必要があるらしい。企業ぐるみのいじめを行い、「自主」退職にもって行かせようとする。スパッと切った方が、切る方も切られる方も楽なのに、何でこんな陰湿なステップを踏まなければいけないのか、まったく不思議である。

で、オレが気になったのは、パイロットに対して「希望退職に応じる場合はラストフライトを設定します。応じない場合は来月以降も予定は空白のままです」と言ったという報道。これが本当だとすると、「希望」退職に応じたパイロットは、その後お客さんを乗せて飛ぶわけだ。そういう人が300名もいたら、精神的に病んでいて、絶望的な気持ちの人が必ずいる。この中の何人かがひょっとして「逆噴射」して客と無理心中する可能性を、日航幹部は考えないのだろうか?絶対こういう人出るよ。

知らない人と無理心中させられるなんて浮かばれない。人員削減が一段落するまでは、オレは、日航に乗らないことに決めた。羽田直行日はしばらくおあずけだ。

まったく日航の幹部は何を考えているのやら。この分では、再生は難しいと思う。最終的には、切り売りになって、国際線は、デルタ航空に買収されると見た。

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