2008-10-27

クラッシク音楽の矛盾?

先日、中学・高校ぐらいの年齢の若い音楽家達のコンサートに招かれて行った。(ちなみに発表会のようなところで、招待客の中には、関係者の家族やら親戚やらで、音楽に全く興味ないばかりか礼儀知らずで、演奏中にゲームをやるガキやら、隣としゃべるオバサンやら、音を立てて袋菓子を食べるバアさんやらがいた。)

若い演奏家が、(シロートのオレから見ると)見事にクラッシク音楽を演奏していたのには、目を見張った。

その演奏会から帰ってから考えたのがこれ。ただの思いつきなので、あまり深く考えないで読んでください。

クラッシックって、ただ曲が美しかったり、楽しかったりじゃなくて、人生の苦悩や矛盾や、その対極としての喜びやらを表現したりする、ってことになってるじゃないですか。ベートーベンとか、苦悩の固まりみたいな顔してますね。でも、それを演奏する演奏家達は、まあ普通いい家に生まれて、あんまり苦労しないで育ってきたわけですね。やりたくない宿題や習い事をやらされたり、買ってほしいものを買ってくれないぐらいの、「苦悩」しか知らない。喜びといっても、まだ恋愛経験もない。何で、そんな人達に、苦悩を表現する演奏できるんだろう?となると、先生からこう演奏しなさいと言われたり、先輩の演奏をコピーしたりするしかないんじゃなかろうか?

かと言って、人生の苦悩を経験してからクラッシクを始めようと思ってもだめらしい。かなり幼い時から鍛えないと、絶対音感も技能も身に付かないらしい。

この辺に、クラッシク音楽は矛盾を抱えているような気がする。・・・あ、それだけです。思いつきって言ったでしょ。

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